レトロな街並みが魅力の小樽、パウダースノーの聖地キロロ、そして絶景と美食の宝庫である積丹・余市。
北海道らしい魅力が詰まったこのエリアは、家族旅行の目的地として大人気です。
しかし、坂道の多い小樽観光で歩き疲れたり、海や山でのアクティビティで体力を消耗したりと、大人も子どももヘトヘトになりがち。
「ホテルに着いたら、靴を脱いで思いっきり足を伸ばしたい」「子どもがベッドから落ちる心配をせずに、朝までぐっすり眠りたい」
そんな切実な願いを持っているパパママも多いのではないでしょうか。
- ハイハイする赤ちゃんがいるから、土足の部屋は避けたい
- 小樽のホテルは洋室ばかりで、和室が見つからない
- 積丹のウニや余市のワインを、畳の上でゆっくり味わいたい
このような悩みを解決してくれるのが、実はこのエリアにも点在している「和室・和洋室のあるホテル」です。
歴史ある温泉旅館から、リノベーションされたモダンな和室を持つホテルまで、子連れにこそ選んでほしい宿がたくさんあります。
- 小樽・積丹エリアで「和室」を選ぶべき決定的な理由
- 快適な和室ステイを実現するための宿選びのポイント
- 【厳選】家族みんなで寛げる!和室ありのオススメホテル一覧
この記事では、2人の息子と北海道を旅してきた私が、親の疲れを癒やし、子どもの笑顔を守るための「和室選びの極意」をご紹介します。
これを読めば、旅の疲れを翌日に持ち越さない、快適で温かい家族旅行が実現するはずです。
小樽・積丹・余市エリアで「和室」を選ぶべき理由
洋室のホテルが多いイメージの小樽周辺ですが、あえて和室を選ぶことには大きな意味があります。
エリアごとの特性と合わせて、そのメリットを深掘りします。
坂の多い小樽観光で疲れた足を畳で癒やす
小樽は「坂の街」と呼ばれるほど起伏が激しく、運河周辺や堺町通りを散策するだけでもかなりの運動量になります。
抱っこ紐で赤ちゃんを連れていたり、ベビーカーを押して歩いたりするパパママにとって、その疲労感は半端なものではありません。
ホテルに戻って靴を脱ぎ、イ草の香りがする畳の上で大の字になる瞬間は、まさに至福のひととき。
ソファや椅子に座るのとは違い、足を完全に開放してマッサージしたり、子どもと一緒にゴロゴロしたりできるのが和室の最大の魅力です。
むくんだ足を癒やし、翌日の観光に向けて体力を回復させるためにも、畳スペースは強力な味方になってくれます。
靴を脱ぐという行為自体が、オンからオフへの切り替えスイッチになります。
床に近い目線で過ごすことで、心身ともに落ち着くことができます。
アクティブに動く観光地だからこそ、「休む場所」の質にこだわることが大切です。
積丹・余市の食を「部屋食」感覚で楽しめる
積丹のウニや余市のフルーツ、ワインなど、このエリアは持ち帰りたくなる美食の宝庫です。
市場や直売所で買った新鮮な食材をホテルに持ち込み、部屋でゆっくり食べるのも旅の醍醐味のひとつといえます。
和室にある座卓(ローテーブル)は、家族みんなで車座になって食事をするのに最適です。
洋室の小さなデスクでは味わえない、ちゃぶ台を囲むような団らんの時間は、家族の会話を自然と弾ませてくれます。
特に小さな子どもがいる場合、レストランでじっとしているのは大変ですが、和室なら多少行儀が悪くても、周りを気にせず食事を楽しめます。
- 小樽名物「なると」の若鶏半身揚げをテイクアウト
- 余市蒸溜所のウイスキーやワインで晩酌
- 地元の果物屋で買ったフルーツをデザートに
「美味しいものを一番くつろげる場所で食べる」贅沢を、和室なら叶えることができます。
リゾートエリアでも「日本的な安心感」を確保
キロロなどの大型リゾートホテルは欧米風の作りが基本ですが、実は和室や和洋室を備えている施設も少なくありません。
冬はスキー、夏はアクティビティと、体を動かすことが多いリゾート滞在において、日本人が最も落ち着く「畳」の存在は貴重です。
慣れない環境で興奮気味の子どもたちも、畳の感触や布団の温かさに触れると、不思議と落ち着きを取り戻します。
また、温泉大浴場があるホテルが多いエリアなので、湯上がりに浴衣で寛ぐスタイルとも和室は相性抜群です。
リゾートの非日常感と、和室の日常的な安心感をいいとこ取りできるのが、このエリアのホテルの特徴といえます。
- ハイハイ期の赤ちゃんが自由に動き回れる安全地帯になる
- 着替えや荷物整理が、ベッドの上よりも広々とできる
- 三世代旅行でも、祖父母世代に喜ばれる
スタイリッシュなリゾートも素敵ですが、子連れには「実用性」の高い和室がやはり最強です。
子連れ旅行での和室・和洋室の具体的なメリット
「なんとなく和室がいい」と思っていても、具体的にどんなメリットがあるのかを再確認しておきましょう。
これを読むと、もう洋室には戻れなくなるかもしれません。
ベッドからの転落リスクゼロで親も熟睡できる
子連れ旅行の夜、最大のミッションは「子どもをベッドから落とさないこと」です。
ベッドガードをリクエストしても数に限りがあったり、隙間が空いてしまったりと、不安要素は尽きません。
和室でお布団を敷くスタイルなら、高さがないため転落による怪我のリスクはゼロ。
どれだけ寝相が悪くても、部屋の端から端まで転がっていっても問題ありません。
夜中に何度も起きて子どもの位置を確認する必要がなくなり、パパママも朝までぐっすりと眠ることができます。
川の字になって手をつないで寝られる安心感。
ベッドを動かしてくっつける手間も不要です。
親の睡眠不足は翌日のイライラに直結するため、安眠環境の確保は最優先事項です。
ハイハイやよちよち歩きの赤ちゃんも安心
まだ歩けない赤ちゃんや、床遊びが大好きな時期の子どもにとって、土足の洋室は衛生面で気になります。
レジャーシートを敷いても、すぐに範囲外へ出て行ってしまうのが子どもというものです。
玄関で靴を脱ぐ和室なら、部屋中どこをハイハイしても清潔で安心です。
また、洋室に比べて家具の角が少なく、高いところからの落下物の危険も少ないため、自由に探検させることができます。
「ダメ!」「汚い!」と制止する回数が減るだけで、親のストレスは劇的に軽減されます。
- おむつ替えやお着替えも、広い床の上でスムーズにできる
- おもちゃを広げても、ベッドの下に入り込む心配がない
- 畳のクッション性が、転倒時の衝撃を和らげてくれる
赤ちゃんの目線に立ったとき、最も安全で自由な空間が和室なのです。
荷物を広げて整理しやすいスペースの広さ
冬場のスキー旅行や、子連れでの長期旅行となると、荷物の量は膨大になります。
ビジネスホテルタイプの洋室だと、スーツケースを広げる場所さえなく、足の踏み場に困ることも。
和室は、布団を敷くまでは部屋全体がフリースペースとして使えます。
家族全員分の荷物を広げて整理したり、濡れたウェアを干したり、お土産を並べて撮影会をしたりと、空間を有効活用できるのがメリットです。
視覚的にも広々と感じるため、部屋にいる時の閉塞感がなく、ゆったりとした気分で過ごせます。
- 昼間はちゃぶ台でお絵かきや工作タイム
- 夜は布団を敷き詰めて、巨大なベッドルームに
- 押し入れがあれば、かくれんぼの舞台にも(安全に注意)
限られた平米数でも、和室ならデッドスペースが少なく、快適に過ごすことが可能です。
失敗しない和室ありホテルの選び方
「和室ならどこでもいい」わけではありません。
快適な滞在にするために、予約前に必ずチェックしておきたいポイントをまとめました。
「和室」と「和洋室」の違いと使い分け
ホテルによっては「和室」がなく、ベッドのある部屋に畳スペースがついた「和洋室」がメインの場合があります。
和洋室の場合、ベッドの高さによる転落リスクは残るため、畳スペースに布団を敷けるかどうかの確認が必要です。
また、和洋室には「小上がり」として段差が設けられていることが多く、ハイハイ期の赤ちゃんには逆に危険な場合もあります。
完全なフラットさを求めるなら「和室」、ベッド派の大人と布団派の子どもで分けたいなら「和洋室」など、家族のスタイルに合わせて選び分けましょう。
公式サイトの写真で段差の高さや配置を確認するのが確実です。
- 和洋室の定員数を確認(布団の枚数制限があることも)
- 小上がりの段差ガードの有無をチェック
部屋のレイアウト図を見て、子どもが安全に過ごせるかシミュレーションしてみましょう。
布団敷きのタイミングとプライバシー
旅館スタイルの場合、夕食中にスタッフが部屋に入って布団を敷いてくれるサービスが一般的です。
しかし、散らかった部屋を見られたくない、子どもが寝ている時間にお風呂に入りたい、といった場合には不都合なことも。
最近では、チェックイン時に既に布団が敷いてある「あらかじめ敷き」や、自分たちで好きな時に敷く「セルフ敷き」の宿も増えています。
子連れには、気を使わずに済むセルフ敷きや、最初から敷いてあるスタイルの方が気楽でオススメです。
予約時やチェックイン時に、布団の対応について確認しておくと安心です。
「起こさないでください」の札を出していても、布団敷きが入る場合があります。
不要な場合はフロントに伝えておきましょう。
プライバシーを守りつつ、快適な睡眠環境を整えるためのポイントです。
部屋風呂(内風呂)の有無と仕様
温泉地の大浴場は魅力的ですが、オムツが外れていない子どもは大浴場NGのホテルも多いです。
その場合、部屋のお風呂を使うことになりますが、古い和室だと「3点ユニットバス」で狭くて使いにくいケースがあります。
赤ちゃん連れの場合は、洗い場付きのバスルームがある部屋や、家族風呂(貸切風呂)があるホテルを選ぶのが賢明です。
さらに贅沢をするなら、「客室露天風呂付き」の部屋を選べば、周りを気にせず家族だけで温泉を楽しむことができます。
水回りの快適さは、親のストレス軽減に直結する重要な要素です。
大浴場に行けない場合の代替案がないと、部屋の狭いユニットバスで苦労することに。
事前の確認が必須です。
お風呂タイムを楽しい思い出にするために、設備チェックは怠らないようにしましょう。
小樽・キロロ・積丹・余市で和室ありのオススメホテル一覧
それでは、このエリアにある数ある宿の中から、子連れファミリーに自信を持ってオススメできる「和室・和洋室ありのホテル」をご紹介します。
それぞれの特徴や、畳スペースの広さを比較して、あなたの家族にぴったりの一軒を見つけてください。
【運河の宿おたるふる川】貸切温泉&ベビーグッズ充実で赤ちゃん温泉デビューに最適
天然温泉『小樽運河前の温泉宿』 明治時代の商家を再現。おもてなし溢れる空間で寛ぎの一日を。
北海道, 小樽・キロロ・積丹・余市
北海道小樽市色内1-2-15
JR小樽駅から徒歩約13分(車で5分)
IN 15:00 / OUT 12:00
13,000 円〜 /人
【グランドパーク小樽】12歳以下宿泊&朝食無料×ベイビュー×隣接商業施設で便利
エキゾチックな魅力あふれる街・小樽の ベイエリアに建つシーサイドリゾートホテル
北海道, 小樽・キロロ・積丹・余市
北海道小樽市築港11-3
JR小樽築港駅から徒歩で5分◆新千歳空港よりJR快速で約64分◆札幌よりJR快速で約25分◆札樽自動...
IN 14:00 / OUT 10:00
4,638 円〜 /人
【小樽朝里クラッセホテル】温泉とプール両方楽しめるアクティブリゾート
小樽市内唯一の温泉付リゾートホテル。大浴場はもちろんスポーツ施設も充実。小樽・札幌への観光も便利。
北海道, 小樽・キロロ・積丹・余市
北海道小樽市朝里川温泉2-676-1
新千歳空港からJRで小樽築港駅、駅よりバスで20分。朝里ICより車で10分
IN 15:00 / OUT 10:00
6,600 円〜 /人
まとめ
小樽・キロロ・積丹・余市エリアでの和室ステイは、観光やアクティビティで疲れた体を癒やし、家族の絆を深めるための最高の選択肢です。
最後に、和室選びのポイントを振り返っておきましょう。
- 靴を脱げる環境は、親子のリラックス度を劇的に高める
- 転落の心配がない布団やローベッドで、安眠を確保する
- 部屋食や部屋風呂など、プライベートな時間を楽しめる設備を選ぶ
畳の上でゴロゴロしながら、今日見た景色や美味しかったものの話をする。
そんな何気ないけれど温かい時間が、きっと家族のかけがえのない思い出になるはずです。
この記事を参考に、あなたの家族が心から安心して寛げる、素敵な和室のあるホテルに出会えることを願っています。
是非、北海道の旅を「畳の上」で締めくくる贅沢を味わってきてくださいね。