1歳のお子様との旅行、楽しみな反面、夜の寝床について不安を感じていませんか?
- ホテルのベッドからの夜中の転落への不安
- 狭くて嫌がるベビーベッドへの拒否反応
- 添い寝による圧迫への不安と親の睡眠不足
このような悩みは、1歳児連れの旅行では多くのパパママが抱える共通の課題です。
私自身も2人の息子を持つ親として、旅行のたびに寝室の環境には頭を悩ませてきました。
特に1歳という年齢は、行動範囲が広がる一方で危険予知ができないため、片時も目が離せません。
この記事では、グッズに頼る前に知っておきたい「転落を防ぐ部屋選びの正解」と、どうしても洋室に泊まる場合の「自衛ハック」について解説します。
- ベビーベッド卒業後の最適な部屋タイプ
- 予約時に必ず伝えるべきリクエスト
- 家にあるものでできる即席ガード術
これらを知ることで、お子様の安全はもちろん、パパママ自身も朝までぐっすりと安心して眠れるようになります。
寝床の不安を解消して、家族みんなで旅行を心から楽しみましょう。
あわせて、1歳児の旅行でのご飯対策や食事の準備についてもチェックしておくと、より安心な旅になります。
1歳児の旅行で「ベッド問題」が深刻な理由とは?
1歳を迎えたお子様との旅行は、0歳の頃とは違った「ベッド問題」に直面します。
寝返りが激しくなり、ハイハイやつかまり立ちで自由に動き回るようになるため、大人用ベッドからの転落リスクが格段に高まるからです。
自宅では布団やベビーサークルで対策していても、旅行先のホテルは土足で歩く洋室が一般的。
高いベッドと硬い床という環境は、小さな子どもにとって危険がいっぱいです。
夜中に「ドスン」という音で目覚める恐怖は、何としても避けたいものです。
また、1歳児は環境の変化に敏感な時期でもあります。
いつもと違う寝床でなかなか寝付けず、夜泣きをしてしまうことも珍しくありません。
ベッドの安全確保は、子どもの怪我を防ぐだけでなく、パパママが翌日の観光に備えてしっかりと休息を取るためにも最優先で取り組むべき課題といえます。
ベビーベッドはいつまで使える?1歳の壁
多くのホテルではベビーベッドの貸し出しを行っていますが、実は「1歳」が利用できるかどうかのギリギリの境界線となるケースが少なくありません。
一般的なベビーベッドには、安全基準に基づいた対象年齢や体重制限が設けられています。
ベビーベッドの一般的な規格と制限
| 種類 | 対象年齢の目安 | 特徴と注意点 |
|---|---|---|
| 標準サイズ | 24ヶ月頃まで | スペック上は使えるが、つかまり立ちをすると柵を乗り越える転落リスクがある。 |
| ミニサイズ | 12ヶ月頃まで | 体重10kg前後で制限を超える場合が多い。寝返りをするには狭く、窮屈で泣いてしまうことも。 |
このように、1歳を過ぎると「サイズアウトして狭い」「つかまり立ちで危険」という理由から、ベビーベッドの利用を断られる、あるいは利用できても子どもが嫌がって寝てくれないという事態が発生します。
これが「1歳の壁」となり、寝床選びを難しくさせているのです。
大人用ベッドでの添い寝が危険なパターン
ベビーベッドが使えないとなると、次に検討するのが「大人用ベッドでの添い寝」ですが、ここにも特有のリスクが潜んでいます。
家庭用のベッドと異なり、ホテルのベッドは厚みのあるマットレスを使用しているため、床から50cm〜60cmほどの高さがあることが一般的です。
万が一転落した場合、1歳児の頭部への衝撃は計り知れません。
また、大人用の柔らかすぎるマットレスや重たい掛け布団は、顔が埋もれてしまった際の窒息事故につながる恐れもあります。
消費者庁からも、0〜1歳児の大人用ベッドでの添い寝に関する注意喚起が出されています。
0~1歳児が大人用ベッドで寝ることは、転落事故や、大人用寝具等による窒息事故のリスクがあります。
「壁側なら大丈夫だろう」と過信せず、しっかりとした対策が必要です。
安全な宿選びの基準については、赤ちゃん連れでも安心な宿選びのコツでも詳しく解説していますので、参考にしてください。
【結論】1歳連れでも安心!ベッドから落ちない「部屋選び」3つの正解
1歳児との旅行で最も確実な転落防止策は、グッズを持参することでも、当日工夫することでもありません。
「そもそも落ちる心配のない部屋」を予約段階で選ぶことです。
ここからは、おやこんぱすが推奨する、親子ともに安心して眠れる「部屋選び」の3つの正解を紹介します。
最強の解決策は「和室」か「ローベッド」
最も安全で、心からリラックスできるのが「和室」または「和洋室」を選ぶことです。
畳の上に布団を敷くスタイルであれば、転落のリスクは物理的にゼロになります。
- 転落による怪我の心配がない安全性
- 靴を脱いで床で自由に遊べる環境
- 家族全員で川の字になれる広い睡眠スペース
最近では「ウェルカムベビーのお宿」などに認定されているホテルを中心に、ベッドの高さを極限まで低くした「ローベッド」を導入している客室も増えています。
洋室のスタイリッシュさと和室の安全性を兼ね備えているため、和室が苦手な方にも非常にオススメです。
ベッド2台をくっつける「ハリウッドツイン」対応を確認
どうしても洋室しか空いていない場合や、好みのホテルがベッドタイプの場合は、「ハリウッドツイン」対応が可能かを確認しましょう。
ハリウッドツインとは、2台のシングルベッドを隙間なく寄せて並べるスタイルのことです。
- ベッド全体を壁に寄せる配置
- 転落リスクを最小限に抑える配置の工夫
- バスタオル等による隙間対策
予約サイトのプラン詳細に「ハリウッドツイン対応可」と記載されていることもありますが、記載がない場合でも事前に問い合わせることで対応してくれるホテルは多くあります。
ベッドガードの貸し出し有無を事前に確認
洋室に泊まる場合、ベッドからの転落を防ぐ「ベッドガード(ベッドフェンス)」の貸し出しがあるかどうかは、予約前に必ずチェックすべき項目です。
ただし、「貸し出しあり」と記載されていても安心はできません。
数に限りがあり、先着順で当日には全て貸し出し中になっているケースが多々あるからです。
- 予約時の確保可否
- 両サイド(2個)の貸し出し可否
- ガード取り付け可否の確認
ビジネスホテルを利用する場合も、意外と貸し出し備品が充実しているところがあります。
ベッドガードが借りられるビジホの選び方を参考に、事前にリサーチしておきましょう。
ホテル予約時に必ず確認!貸出備品とサービス
部屋タイプが決まったら、次は備品とサービスの確認です。
ここでの事前準備が、当日の快適さを大きく左右します。
特に1歳児連れの場合、見落としがちな「落とし穴」があるので注意が必要です。
ベッドガード以外にも、おむつ用ゴミ箱やベビーバスなど借りられるものをフル活用することで荷物を減らせます。
詳しくは1歳児旅行の持ち物リスト完全版で事前確認しておきましょう。
ベッドガードの有無と対象年齢の落とし穴
「ホテルでベッドガードを借りれば安心」と思っていませんか?実は、ここにも大きな落とし穴があります。
それは、ベッドガードの「対象年齢」です。
一般社団法人製品安全協会が定めるSG基準では、多くのベッドガード製品の対象年齢を「生後18ヶ月(1歳半)以上」としています。
つまり、1歳0ヶ月〜1歳5ヶ月のお子様は、安全基準上ベッドガードを使用できない製品が多いのです。
- ガードとマットレスの隙間への挟まり
- ガードを足場にした乗り越え転落
ホテルによっては「1歳半未満のお子様への貸し出しはお断りしています」と明確にルールを定めている場合もあります。
予約時には必ず「1歳〇ヶ月ですが利用可能ですか?」と具体的に確認しましょう。
意外と知らない「事前リクエスト」の重要性
快適な寝床を確保するためには、予約時の備考欄や電話で、ホテル側に具体的なリクエストを伝えておくことが非常に重要です。
当日のフロント対応では、部屋の割り振りや清掃スタッフの手配が間に合わず、断られてしまうことがあるからです。
以下のようなリクエストは、多くのホテルで可能な範囲で対応してくれます。
- 「1歳の子どもがいるため、ベッドを壁側に寄せて配置してください」
- 「ベッドとベッドをくっつけて(ハリウッドツインにして)隙間がないようにしてください」
- 「転落防止の土手を作りたいので、余分に枕や毛布、ベッドスローを貸してください」
- 「加湿器を部屋に入れておいてください」
「こんなこと頼んでいいのかな?」と遠慮する必要はありません。
ホテル側も、お客様に安全に過ごしてほしいと考えています。
早めの相談が、双方にとって安心できる滞在につながります。
どうしても洋室&対策なしの場合の「自衛ハック」
ツアー旅行で部屋指定ができない場合や、ベッドガードが借りられなかった場合など、どうしても安全対策が不十分な状態で洋室に泊まらなければならないこともあります。
そんな時に役立つ、部屋にあるものを使った即席の「自衛ハック」を紹介します。
椅子やスーツケースで「即席ガード」を作る
ベッドガードがないなら、物理的な「壁」を作ってしまいましょう。
客室にある家具や持参した荷物を活用して、転落防止のバリケードを作ることが可能です。
- 椅子の背もたれを活用した固定
- 足元へのオットマンや荷物台の配置
- スーツケースによる落下防止ストッパー
ただし、これらの家具は固定されていないため、お子様が強く押すと動いてしまう可能性があります。
あくまで一時的な対策として、大人が必ず近くで見守るようにしてください。
枕と掛け布団で「土手」を作るレイアウト
寝具を工夫して配置することで、転落のリスクを減らす、あるいは落ちたとしても怪我をしない環境を作ります。
- 枕やクッションによるベッド上の土手作り
- 床への予備寝具設置によるアンダーガード
この「アンダーガード」の発想は非常に有効です。
「落ちないようにする」だけでなく「落ちても大丈夫にする」ことで、親の精神的な負担はかなり軽くなります。
寝る前の環境作りと合わせて、安眠をサポートするおもちゃ選びも参考に、お子様がリラックスできるルーティンを整えてあげましょう。
持ち運びベッド・転落防止グッズは必要?
「ホテルの設備だけでは不安だから、転落防止グッズを買って持っていこうかな」と検討している方もいるでしょう。
旅行のためだけに購入するのはもったいない気もしますが、今後の利用頻度によっては賢い選択になります。
1歳でも使えるポータブルベッドの選び方
1歳児用に持ち運びベッドを購入する場合、最も注意すべきは「サイズ」です。
新生児用のクーファンなどは既に小さすぎて使えません。
- 90cm〜100cm以上の長さ(内寸)の確保
- 持ち運びに適した折りたたみサイズと重量
- 3歳頃まで使用可能な対象年齢の製品
キャンプや実家への帰省など、今後もベッドがない環境に泊まる予定があるなら、ひとつ持っておくと非常に便利です。
自宅でも使える「ベッドインベッド」という選択肢
旅行専用としてではなく、普段から自宅で使える「ベッドインベッド」を選ぶのもオススメです。
大人用ベッドの上に置いて使うフレーム付きの簡易ベッドで、添い寝の際の圧死防止や転落防止に役立ちます。
最大のメリットは、「普段から使い慣れている自分の匂いがついたベッド」で寝られること。
旅行先という慣れない環境でも、いつものベッドインベッドがあれば、お子様も安心してスムーズに寝入ってくれる可能性が高まります。
多少荷物にはなりますが、親子の安眠をお金で買うと考えれば、十分に価値のある投資といえます。
先輩ママが選ぶ転落防止グッズや、旅行で役立った安眠アイテムについては、先輩ママが選ぶ転落防止グッズの記事で詳しくレビューしています。
まとめ
1歳のお子様との旅行において、ベッド問題は「部屋選び」と「事前のリクエスト」で9割解決できます。
- 基本は「和室」または「ローベッド」の部屋の予約
- 洋室なら「ハリウッドツイン」や「壁寄せ」の事前リクエスト
- 対象年齢(1歳半〜)に注意したベッドガードの在庫確保
- 万が一の時の家具や布団での「即席ガード」と「床の安全確保」
パパママが「落ちるかもしれない」とビクビクしながら浅い眠りで過ごすのと、対策万全で朝までぐっすり眠るのとでは、翌日の旅行の楽しさが全く違います。
おやこんぱすでは、ベッドガードが借りられるビジホや、各県の和室付きホテルなど、子連れに優しい宿を厳選して紹介しています。
ぜひ次の旅行計画に役立てて、家族みんなで最高の思い出を作ってください。
