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子育て全般

フルタイムの子育てで後悔する5つの瞬間と後悔しない過ごし方

毎日仕事と子育てに追われながら、こんな気持ちになったことはありませんか。

  • 子どもと過ごす時間が短くて、ずっと罪悪感がある
  • 疲れて優しくできなかった夜、ひとりで落ち込む
  • 「かわいそうに」の一言が、頭から離れない

僕自身、2人の息子を育てながらフルタイムで働いていて、「もっと一緒にいてあげたかった」という気持ちはいまでも正直あります。

この記事では、フルタイムで働きながら子育てしている親が特に後悔しやすい5つの場面を取り上げ、時間が短くても関係を深めるための具体的な工夫をお伝えします。
「かわいそう」と言われたときの返し方も、包み隠さず書きます。

  • 後悔しやすい5つの瞬間と、その裏にある心理
  • 朝と帰宅後の10分を濃い時間に変えるコツ
  • 家事を減らし頼れる先を増やす具体策
  • 時短・在宅など働き方を見直す4つの選択肢

読み終えたあと、少し気持ちが楽になっていたらうれしいです。

目次

フルタイム勤務の子育てで後悔しやすい5つの瞬間

働く親が「自分だけ?」と思いながら抱え込んでいる後悔を、5つの場面で言葉にしていきます。

①子どもと過ごす時間が短く罪悪感を抱くとき

いちばん多く語られる後悔が、子どもと過ごす時間の短さです。
朝は身支度と登園でせわしなく、夜は帰宅してから寝かしつけまで、ごはん・お風呂・翌日の準備が息つく間もなく続きます。

僕も妻がいない日にワンオペで過ごすと、本当は子どもとブロックで遊びたいのに、洗い物と洗濯が回らず「あとでね」を繰り返してしまいます。
その「あとで」が結局こなくて、寝顔を見ながら反省する。
そんな夜が正直あります。

時間が短いと、こういう引け目を感じやすいです。

  • 平日は数時間しか一緒にいられない後ろめたさ
  • ゆっくり話を聞いてあげられなかった心残り
  • 週末に「埋め合わせ」をしようと力んでしまう焦り

一緒にいる時間の短さが、そのまま愛情の少なさになるわけじゃないです。
時間の「量」で自分を採点しなくていい、という話は後半でくわしく整理します。
まずは「時間が短くて苦しい」と感じている自分を、責めなくて大丈夫です。

②疲れとイライラで子どもに優しくできないとき

仕事の疲れを家に持ち帰り、些細なことで強く叱ってしまう。
そのあと自己嫌悪におちいる。
これも働く親に共通する後悔です。

こぼしたコップ、なかなか進まない着替え、「イヤ」の一言。
余裕があれば笑って流せることに、疲れているとつい語気が強くなります。
僕の場合、ここで無理に完璧なパパを演じようとするとかえって空回りするので、開き直って「今は耐える時間」と割り切り、その分を家事や仕事に回してやり過ごすこともあります。
等身大の対処ですが、自分を追い込まないための知恵だと思っています。

疲れがたまると、こういう流れに入りがちです。

  • 余裕がなくなり、きつくなる口調
  • 叱ったあとの落ち込みと、気力の消耗
  • 「優しくできない自分はダメだ」という自己否定の連鎖

しんどさは、親として失格のサインではありません
同じように疲れと向き合う父親の視点は、子育てがしんどい父親が抱える5つの原因と乗り越え方で深掘りしています。
ひとりで抱えていた気持ちを、少し外に置いてみてください。

③寝返り・初めての一歩など成長の瞬間を見逃したとき

寝返り、はいはい、初めての一歩。
子どもの「初めて」を、保育士さんから連絡帳で知る。
この切なさも、よく語られる後悔です。

「昨日、初めて歩きましたよ」と園から聞いて、嬉しさと同時に胸がちくりとした、という声は少なくありません。
仕事中は当然その場にいられず、決定的な瞬間に立ち会えないもどかしさが残ります。

見逃しやすい瞬間を挙げると、こんな感じです。

  • 寝返りやはいはいなど、日々の運動発達
  • 初めて立った・歩いた瞬間
  • 初めて口にした言葉

ただ、成長は一度きりの点ではなく、毎日ゆっくり続く線です。
その日の第一歩を見られなくても、翌日からのよちよち歩きに何度も立ち会えます。

しかも「見逃さないための工夫」は用意できます。
記録として残す具体的な方法は、後半の解決パートで紹介します。
「初めて」を逃した悔しさは、これからの向き合い方で十分に取り返せます。

④発表会や参観など行事に参加できないとき

発表会や参観日、運動会に、仕事の都合で参加できない。
この後悔も、未就学期ならではの重さがあります。

有給の残り日数は限られ、行事はなぜか繁忙期と重なりがちです。
「行きたいのに行けない」板挟みは、真面目に働いている人ほど強く感じます。
行けなかったあとに子どもから「◯◯ちゃんのママ来てたよ」と聞くと、胸が締めつけられますよね。

行事まわりの悩みは、こういう形が多いです。

  • 有給を行事に使うか、体調不良の予備に残すかの葛藤
  • 平日開催で仕事を抜けにくい事情
  • 「毎回来られない親」という後ろめたさ

行けない日があるのは、仕方ない部分もあります。
すべての行事に皆勤でなければ愛情が伝わらない、なんてことはありません

参加できた日にめいっぱい楽しむ、行けなかった日は動画や写真をあとで一緒に見て感想を聞く。
できる範囲で関わり続けることのほうが、長い目で見ればずっと大切です。

⑤仕事も家事も育児も中途半端に感じるとき

仕事も家事も育児も、どれも「ちゃんとできていない」。
全方位に手が届かない焦りも、後悔を強くします。

仕事では時間の制約で思うように動けず、家では片づけが追いつかず、育児では子どもとの時間が足りない。
どこにも100点を出せない感覚が、じわじわと自信を削ります。
とくに真面目で責任感の強い人ほど、この「全部中途半端」の苦しさにとらわれやすいです。

こんな気持ち、ありませんか。

  • どれかを立てるとどれかが崩れるジレンマ
  • 「もっとできるはず」という理想と現実の差
  • 誰にも褒められず、減点だけが積み重なる感覚

この焦りの正体は完璧主義だと思っています。
全部を満点にしようとするほど、後悔は増幅します。

裏を返せば、その物差しを手放せれば後悔はぐっと軽くなります。
ではなぜ後悔が生まれてしまうのか、次でその仕組みを分解していきます。

なぜフルタイムの子育てで後悔してしまうのか

後悔の「正体」は、案外シンプルです。
自分が悪いわけじゃなくて、仕組みがそうさせているだけ。
そこに気づけると、自己否定がずいぶん楽になります。

「一緒にいる時間の長さ」で愛情を測ってしまう心理

後悔の根っこには、「一緒にいる時間が長いほど愛情が深い」という無意識の物差しがあります。
この物差しで自分を測ると、時間の短い働く親は自動的に減点されてしまいます。

でも、時間の長さと愛情は別物です。
ずっとそばにいても上の空なら子どもには伝わりませんし、短くても目を見て笑い合えれば十分に届く。
子どもが覚えているのって、「何時間一緒にいたか」じゃなくて、「ぎゅっとしてもらった」「ちゃんと聞いてもらった」みたいな手ざわりの記憶だと思うんです。

量に引っぱられているサインは、たとえばこんな感じです。

  • 一緒にいる時間の長さで自己採点
  • 専業家庭と自分を並べては落ち込み
  • 「もっと時間があれば」が口ぐせ

物差しを「量」から「質」に置きかえるだけで、見える景色が変わります。
時間を増やせなくても、関わりの濃さは今日から変えられます。
まずは「時間が短い=愛情不足」という思い込みを、そっと横に置いてみてください。

ワンオペ気味で心身の余裕が奪われる構造

イライラや後悔の多くは、「心がけ」ではなく「構造」の問題です。
負担が一人に集中していれば、誰だって余裕はなくなります。

僕も、妻が体調を崩したり出かけたりして完全に一人で回す日は、余裕がすぐに底をつきます。
夕方には気力が残っておらず、「今日だけ特別」とタブレットに頼りながら、これでいいのかと葛藤する。
人ひとりが同時にこなせる量には限界があって、そこを超えたら誰でも同じです。

ワンオペになりやすい場面は、だいたい決まっています。

  • 送り迎え・食事・寝かしつけが一人に偏りがち
  • パートナーの帰りが遅く、平日が実質ワンオペ
  • 頼れる人が身近にいない

悪いのはあなたの頑張り方ではなく、負担が偏る仕組みのほうです。
同じようにワンオペで消耗している方は、ワンオペで旦那いらないと感じる時の対処法5つも読んでみてください。
我慢ではなく、構造を変える視点でまとめています。

周囲や親世代と比べて自分を減点してしまうわな

もうひとつ後悔を生む大きな要因が、周囲との比較です。
専業家庭やSNSのキラキラした投稿、親世代の価値観と自分を並べて、勝手に減点してしまいます。

「自分の親は家にいてくれた」「あの家はいつも手作りごはん」。
こういう比較は、条件も時代もまったく違う相手と自分を同じ土俵に乗せているだけです。
とくに親世代の「母親は家にいるもの」という感覚は、共働きが当たり前になった今とはそもそも前提が違います。

比較のわなにはまると、こんな状態になります。

  • SNSの「良いところだけ」の投稿と日常の比較
  • 親世代の子育て観を今の自分への当てはめ
  • 他人の基準が作り出す「足りない自分」

比べるべきは他人ではなく、昨日の自分と目の前の子どもだと思います。
他人の物差しから一歩降りると、思ったより心が軽くなります。

時間の「量」より「質」を高めて後悔を減らす工夫

じゃあ、具体的にどうするか。
限られた時間でも「今日もちゃんと関われた」と思えるようにするための話をします。

朝と帰宅後の10分を『密度の濃い時間』に変える

時間を増やせないなら、密度を上げるしかないです。
1日のうち朝と帰宅後の10分だけでいいので、「全力で向き合う時間」に変えてみてください。

一番シンプルなのは、ながらスマホをやめること。
手を止めて目線を合わせるだけで、同じ10分の手ざわりがまるで変わります。
我が家では、寝る前に絵本を1冊だけ読む、ぎゅっと1回して「今日も大好き」と伝える、といった習慣を続けています。
長男が自分から選んだ絵本を読むと、それだけで機嫌よく布団に入ってくれます。

こんなことから始めてみてください。

  • 帰宅後の最初の5分はスマホを置いて話を聞くこと
  • 寝る前に絵本を1冊、膝の上で読むこと
  • ハグやハイタッチなど、体で伝わる合図を決めること

完璧な1時間より、集中した10分のほうが子どもの心に残ります。
時間の短さに引け目を感じていた人ほど、この切り替えは効きます。
「長さで負けている」より「濃さで勝ちにいく」。
そう考えると、平日の関わりが少し楽しみになってきます。

スキマ時間に子どもの成長を記録する習慣を持つ

「初めての瞬間を見逃す後悔」に一番効くのは、記録する習慣だと思っています。
その瞬間に立ち会えなくても、成長は毎日続いているので、こまめに残せば思い出はちゃんと積み上がります。

やり方はシンプルで十分です。
通勤前や寝る前のスキマ時間に写真や短い動画を撮る、できるようになったことをひとことメモに残す。
日付とひとことがあるだけで、あとから見返したときに「こんなに大きくなったんだ」と実感できます。

  • スマホの写真・動画をアルバムでまとめること
  • 「今日できたこと」を一行だけメモすること
  • 月に一度、身長や好きな遊びを書き留めること

見守りカメラや絵本のサブスクも使えますが、まずはスマホひとつで始めるのが続くコツです。
記録が習慣になってくると、「見逃した」という後悔が少しずつ「ちゃんと残せてる」という安心に変わっていきます。

『今日だけ特別』と割り切ってタブレットに頼る日をつくる

疲れて手が回らない日は、タブレットや動画に頼っていいです。
「今日だけ特別」と割り切る。
それだけでいいです。

僕もワンオペで余裕がない日は、Youtube Kidsやしまじろうアプリ、ひらがな・数字の知育アプリに頼ります。
以前は罪悪感がありましたが、今は「現実を回すためにこれでいい」と考えています。
イライラしながら無理に手作り遊びをするより、親が落ち着いていられるほうが、家の空気はよほど穏やかになります。

こういう考え方にしておくと少し楽になります。

  • 「毎日」ではなく「今日だけ」と期限を区切ること
  • 学びにつながるアプリや番組を選んでおくこと
  • 頼った自分を責めず、余った気力を子どもに回すこと

スマホや動画以外の乗り切り方も知っておくと選択肢が広がります。
子どもの待ち時間をスマホ以外で乗り切る暇つぶしグッズ7選も参考にしてみてください。

完璧を目指さなくていい。
それが後悔を減らす、一番現実的な工夫だと思っています。

家事・育児の負担を減らして心の余裕を取り戻す方法

後悔の根っこには、たいてい「余裕のなさ」があります。
負担そのものを減らして、気力を立て直す方法を見ていきます。

時短家電・作り置き・宅配で家事の時間を削る

心の余裕を取り戻す近道は、家事の絶対時間を減らすことです。
「頼る=手抜き」ではありません。
空いた時間と気力を、そのまま子どもや自分に回せます。

まず効くのが、時短家電への投資です。
食洗機は洗い物の手間をまるっと減らしてくれるし、ドラム式洗濯乾燥機は「干す・取り込む」の作業を省けます。
週末にまとめて作り置きしておけば、平日の夕方がだいぶ楽になります。
忙しい日は、宅配や冷凍食品に頼っていい。

  • 食洗機・ドラム式で「洗う・干す」を自動化
  • 週末の作り置きで平日の調理を削減
  • 宅配・冷凍食品で「作らない日」の確保

我が家は添加物をよく確認する家庭ですが、それでも宅配や冷凍を諦める必要はありません。
原材料表示を見ながら選べる宅配や、素材にこだわった冷凍食品なら安心して使えます。
添加物を確認して選ぶ幼児食ミールキットおすすめ5選のように、こだわりのある家庭でも選べる選択肢はちゃんとあります。

パートナーと役割を『見える化』して分担する

偏りがちな負担は、役割を「見える化」すると分担しやすくなります。
頭の中だけで管理していると、お互いの「やっているつもり」がすれ違って、不満だけがたまっていきます。

僕自身、妻が専業主婦だと「これくらいはやってくれるだろう」と無意識に期待してしまい、あとで反省したことが何度もあります。
目に見えない家事は、見落とされやすい。
だからこそ、名もなき家事まで一度ぜんぶ書き出して、どちらが担当かを目に見える形にするのが効きます。

  • 家事・育児のタスクをすべて書き出し
  • 担当と頻度の一覧化
  • 偏りのある部分の話し合いによる再分担

「やってるつもり」のズレは、責め合っても解けません。
パパの育児が「やってるつもり」になる原因と抜け出す方法でも書いていますが、相手を変えようとする前に、まずタスクを机の上に並べてみるのが先です。
それだけで話し合いはぐっとやりやすくなります。

実家・ファミサポ・病児保育など頼れる先を複数確保する

いざという時に頼れる先を、平時から複数用意しておくことも大切です。
逃げ道が一本しかないと、それが使えない日に一気に追い込まれます。

子どもの急な発熱、自分の体調不良、残業が避けられない日。
こういう場面は必ずやってきます。
そのときに慌てないよう、実家やファミリー・サポート・センター、病児保育、一時預かりなど、複数の選択肢を前もって調べておくと安心です。
登録だけ先に済ませておくと、本当に困った日にすぐ動けます。

  • 実家・義実家などの身内のサポート
  • 自治体のファミリー・サポート・センター
  • 病児保育・一時預かりのある施設

利用条件や料金は自治体やサービスによって違うので、お住まいの窓口や公式ページで確認してみてください。
「いざとなったら頼れる先がある」と分かっているだけで、日々の緊張感はずいぶん和らぎます。

それでも辛いときに検討したい働き方の見直し

工夫を尽くして、それでもしんどいなら、働き方を変えることも選択肢に入ります。
どれが正解かは人によって違うので、判断材料として並べておきます。

時短勤務・フレックスで拘束時間を短くする

いきなり辞める前に、まず検討したいのが時短勤務やフレックスです。
退職せずに拘束時間を減らせるので、現実的には一番最初に試すべき手段です。

朝の始業を少し遅らせるだけでも、慌てた送り出しがぐっと楽になります。
終業を1時間早めれば、お迎えの余裕が全然違います。
うちは長男の幼稚園時代にフレックスを使いましたが、「なんでもっと早く申請しなかったんだろう」と思ったくらい効きました。

まずやることはシンプルです。

  • 就業規則で使える制度を確認する
  • 子どもの年齢・期間の条件を調べる
  • 人事か上司に相談する

「うちは無理そう」と自己判断で諦めているパターン、意外と多いです。
使える制度があるのに知らないまま消耗するのが一番もったいないので、まずは正確なことを人事に聞いてみてください。

リモートワーク・在宅で子どものそばにいる

通勤がなくなるだけで、毎日の余裕は想像以上に変わります。
往復1〜2時間がそっくり家族に回せるので、時間の使い方が根本から変わります。

在宅だと、子どもが熱を出したときにすぐ近くにいられるのが地味に大きいです。
「電話があってから慌てて迎えに行く」じゃなくて、気づいた時点で動けるので。
ただ、子どもがそばにいると集中が途切れやすいのも事実で、作業に集中したい時間帯は預け先を使うなど、境界を決めておかないとお互いしんどくなります。

  • 通勤時間が消え、その分を家族に回せる
  • 体調不良のとき近くで対応しやすい
  • 仕事モードと育児モードの切り替えが難しい

在宅は万能じゃないですが、ちゃんと設計すれば働く親にとってかなり強い武器になります。

転職・職場変更で『通いやすさ』を優先する

今の職場では調整が難しいなら、職場ごと変える選択肢もあります。
片道の通勤が1時間から15分になるだけで、毎日1時間半のゆとりが生まれます。
子育てに理解のある会社なら、急なお迎えや休みも取りやすくなる。
環境を変えることで、悩みごと解決するケースは実際に少なくないです。

職場を変えるときに見ておきたいのは、こんな点です。

  • 自宅からの通いやすさ・通勤時間
  • 時短やリモートなど柔軟な制度の有無
  • 急な休みに融通が利く職場かどうか

ただ、焦って勢いで決めるのだけは気をつけてください。
求人を眺めながら情報収集して、生活費が数ヶ月もちこたえられる貯蓄を確保してから動くのが、後悔のリスクを下げるやり方だと思います。

退職・休職を選ぶ前に後悔しないための判断軸

いちばん重い選択が退職・休職です。
「辛いから辞めたい」という気持ちは本当だと思います。
でも、その感情だけで動くと別の後悔を抱えることもあるので、一度立ち止まる価値はあります。

「辞めて後悔した」という声が出るのは、だいたい収入が途絶える不安、再就職の難しさ、社会とのつながりが薄れる孤独感あたりです。
今が辛いのは事実でも、「辞めたら解決するのか」は分けて考えた方がいいです。

決める前に確認しておきたいのは、こんな点です。

  • 家計は数ヶ月もちこたえられるか
  • 再就職のめどと、復帰までの期間
  • 「職場を変えれば解決するのか」「辞めること自体が必要か」の切り分け

小1の壁とか、先のことはその時期が来てから考えれば十分です。
今はまず未就学の今をどう乗り切るかに絞る。
感情が揺れているときほど、数字と事実で判断する。
それだけが後悔を減らす方法だと、正直思っています。

「フルタイムはかわいそう」への答えと働く親だから残せるもの

「かわいそう=親失格」という罪悪感、フルタイムで働く親ならだれでも一度は抱えます。
最後はここを正直に掘り下げます。

『かわいそう』と言われても傷つく必要はない理由

「フルタイムで働くなんて子どもがかわいそう」。
この言葉に傷つく必要は、まったくありません。
「かわいそう」はあくまで発言した人の主観であって、子ども本人の幸福度とは別の話だからです。

子どもの幸せは、親が家にいる時間の長さでは決まりません。
安心できる場所があるか、愛されている実感があるかどうかのほうが、はるかに大きい。
保育園でのびのびと友達と過ごし、「ただいま」と笑顔で帰ってくる子はたくさんいます。

「かわいそう」と言った人は、その子の日々を見ていない。
それだけの話です。

距離を取るための視点を整理しておくと、

  • 主観の感想と、子どもの実際の様子の切り分け
  • 目の前の子どもの表情を、判断基準に
  • 相手の価値観の話として受け流すこと

の3つが助けになります。
今日も子どもが笑っているなら、それが答えです。
誰かの一言に、自分の子育てを採点させなくていい。

働く姿を見せることが子どもの自立心を育てる

親が働く背中を見せることには、思いのほか大きな意味があります。
言葉で教えるよりも、日常の中で「働くのが普通のことだ」と自然に伝えられるからです。

責任を持って仕事に向き合う姿、疲れながらもちゃんとご飯を作る姿、そういう積み重ねが子どもの中に静かに残っていきます。
自分のことを自分でやろうとする習慣や、待てる力、周りと協力する感覚も、生活のリズムの中で身についていく部分がある。
フルタイムの家庭のほうが、むしろ子どもが早くから色々できるようになるケースも少なくないと感じます。

働く親の姿から子どもが受け取るもの
  • 「働くのが当たり前」という健全なイメージ
  • 自分のことを自分でやろうとする姿勢
  • 家族で協力して生活を回す感覚

うちの長男は、こどもちゃれんじのサイエンスコースに自分から夢中になるタイプで、理屈っぽく物事を進めるのが好きです。
どこかで僕の仕事っぷりを見ているのかな、と思うことがあります。
親の背中は、確かに届いています。

経済的な安定が子どもの体験と選択肢を広げる

働き続けることのわかりやすいメリットが、収入の安定です。
子どもの「やってみたい」に応えられる余地が、確実に広がります。

習い事、教材、本、家族での外出。
こうしたことはどうしてもお金がかかります。

我が家でも、長男ははなまる学習塾に通い、こどもちゃれんじも続けています。
食材選びで添加物をちゃんと確認できるのも、ある程度の余裕があってこそ。
「かわいそう」と言われる側が、実は子どもの選択肢を一番広く持っていたりします。

収入があることで広がること
  • 興味に合わせた習い事や教材の選択
  • 本やおもちゃなど、学びにつながる環境整備
  • 家族の経験や思い出への投資

お金をかければすべて解決、というほど単純ではないのはわかっています。
それでも、選択肢が「ある」状態は子どもの世界を広げます。
フルタイムで働くという選択は、今日の生活費だけでなく、子どもの先のことにもつながっています。

フルタイム育児の後悔に関するよくある質問

よく検索で見かける疑問に、まとめて答えていきます。

フルタイムで子どもを育てるのは『かわいそう』なの?

かわいそうかどうかは、親が家にいる時間の長さで決まるわけじゃないです。
保育園で友達と楽しく過ごして、家では愛情をちゃんと受け取れている子は、のびのび育っていきます。

「かわいそう」は言った側の主観であって、あなたの子どもの実態とは別の話。
判断の基準は外野の声じゃなく、目の前の子どもの表情に置いてください。
くわしくは、この記事の「かわいそうと言われても傷つく必要はない理由」も読んでみてください。

フルタイムで働く子持ちの割合はどれくらい?

調査年によって数値は変わるので断定は避けますが、共働き世帯が専業主婦世帯を上回る状態はここ数年続いています。
総務省「労働力調査」や厚生労働省のデータでも、その流れは出ています。

最新の数字が知りたければ、それらの公表データで確認するのが確実です。

ただ、数字より伝えたいことがあって。
フルタイムで働きながら子育てするのは、今やごく普通のことです。
「自分だけが無理をしている」と思い込む必要はありません。

子育てで一番しんどい時期はいつ?

人によりますが、言葉が通じない低月齢のころをしんどいと感じる人は多いです。
泣いている理由が分からず、対応が手探りのままになりやすいので。

僕の実感でも、1歳を過ぎて少しずつ言葉が通じるようになってから、育児はぐっと楽になりました。
原因が分かれば手が打てる。
それだけで心の消耗がかなり変わります。
今いちばんきつく感じていても、その状態がずっと続くわけじゃないです。
子どもの成長と一緒に、しんどさの種類も変わっていきますから。

まとめ|後悔を「これからどう過ごすか」に変えていくために

フルタイムで働きながら子育てして後悔するのは、頑張りが足りないからじゃないです。
負担が一人に偏りやすい構造と、「こうあるべき」という無意識の物差しが引き起こしていることが多い。
だから、少し考え方を変えて工夫すると、ずいぶん楽になります。

最後に、個人的に大事だと思っていることを3つだけ置いておきます。

  • 時間は「量」より「質」。
    10分でも全力で向き合えば、子どもの心にちゃんと残ります
  • 頼るのは手抜きじゃない。
    家電も人も、使えるものは遠慮なく使っていい
  • 本当に辛ければ、働き方を変えていい。
    感情に流されず、自分なりの判断軸で決めればいい

僕自身、専業主婦の妻に助けてもらいながらも、ワンオペの日には葛藤するし、「お父さん嫌い」ってへこむこともある、普通の働く父親です。
完璧な親なんて、たぶんどこにもいない。

過ぎた時間を悔やむより、これからをどう過ごすかに目を向けるだけで、明日はちょっと軽くなると思います。
あなたの選択は、間違っていません。

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この記事を書いた人

男児2人のパパ。在宅で仕事をしており子育てにも積極的に参加しながら、日々小さな怪獣と格闘中。趣味はWebでの情報発信やサイトを作ること、そして子どもと楽しめる場所を開拓すること。

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