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幼児教育

STEAM教育の教材は何を選ぶ?幼児が家庭で夢中になる4タイプ

「STEAM教育って、うちの子にもやらせた方がいいのかな?」──そう思って調べ始めると、通信教育・工作キット・アプリ・ロボットと種類が多くて、どこから始めればいいか途端に分からなくなります。

僕も長男が4歳のとき、「人気らしいから」とプログラミングキットを買って、2週間で押し入れに直行させた過去があります。
高い教材が続かないのは、うちだけじゃないはずです。

この記事では、未就学児が家庭で飽きずに取り組めるSTEAM教材の選び方と、無理なく続けるコツをまとめました。
4タイプ別の選ぶ目安や、日常の遊びからタダで始める方法、買う前に知っておきたい注意点も含めて書いています。

読み終わったとき、「うちはこれでいい」と思えるものが一つでも見つかれば十分です。

目次

STEAM教育の教材とは?未就学児の家庭学習で注目される理由

「STEAM教材」と聞くと身構えてしまうかもしれませんが、実はもっと日常に近いものです。
未就学児と家庭に絞って、ざっくり整理してみます。

そもそもSTEAM教育とは(文科省の定義をやさしく翻訳)

STEAM教育とは、理科や算数などの教科の枠を超えて、実社会の課題を考える力を育てる学びのことです。
文科省はこう定義しています。

STEM(Science, Technology, Engineering, Mathematics)に加え、芸術、文化、生活、経済、法律、政治、倫理等を含めた広い範囲でSTEAMを定義し、各教科等での学習を実社会での問題発見・解決に生かしていくための教科等横断的な学習を推進

引用元: 文部科学省「STEAM教育等の各教科等横断的な学習の推進」

かなり固い。
僕なりに言い換えると「身の回りのなぜ?を、教科の枠を超えて考える力を育てること」です。
理系・文系で分けない発想がベースにあるのが特徴で、ここが一番のポイントだと感じています。

ただ、文科省の定義は主に高校での学びを念頭に置いたもので、「何歳向け」という対象年齢や幼児への効果を国が明確に定めているわけではありません。
だからこそ「◯歳からやらないと手遅れ」といった煽りは気にせず、家庭のペースで触れれば十分だと考えています。

「STEAM教材」が指す4つの範囲(通信・キット・アプリ・日常の遊び)

STEAM教材は「高いロボットやプログラミングキット」だけを指す言葉ではありません。
ここを誤解すると、最初から必要以上に身構えてしまいます。

僕はSTEAM教材を、次の4つのタイプに整理しています。

  • 毎月届いて続けやすい通信教材
  • 手を動かして組み立てるブロック・キット
  • 時間を区切って使うアプリ・ゲーム
  • 料理や工作など費用ゼロの日常の遊び

④まで含まれるのが個人的には大事で、専用の教材を買わなくても、キッチンやお風呂での遊びからSTEAMは始められます。
「まず何かを買わなきゃ」と焦る必要はない。

わが家でも、ブロックで家を作ってポケモンを住まわせるような遊びが日常的にありますが、これも立派な創造の学びだと思っています。
次の章では、この4タイプをそれぞれ詳しく見ていきます。

幼児向けSTEAM教材の選び方3つのポイント

教材を買う前に判断軸を持っておくと、「買ったのに続かない」失敗を減らせます。
年齢・楽しさ・安全性、この3軸で整理してみました。

年齢・発達段階に合っているか(背伸びさせない)

パッケージの対象年齢はあくまで目安で、同じ年齢でも発達の差は大きいと実感しています。
わが家でも長男と次男では食いつくものがまったく違いました。
長男が夢中になった教材に次男は見向きもしない、という場面が何度もありました。
難しすぎると、子どもは嫌がってすぐに手を離してしまいます。

だからこそ、背伸びして高度な教材を与えるより、今できることの少し先を狙う「ちょうどよい難しさ」が続く秘訣だと思っています。
少しがんばればできる課題が、子どものやる気を一番引き出してくれます。

年齢別のおもちゃ選びをもう少し具体的に知りたい方は、STEAM教育のおもちゃは何歳から?年齢別の選び方も参考にしてみてください。
「対象年齢より少し上」を狙う考え方を、月齢別にまとめています。
背伸びしすぎないことが、一番の挫折防止になります。

子どもが「楽しい」と感じて続けられるか

どんなに評判のよい教材でも、子どもが楽しくなければ数回で終わります。
続けさせることより、続けたくなるものを選ぶ方が大事だと感じています。

わが家の長男は、こどもちゃれんじのサイエンスやプログラミングの回になると、自分から「やりたい」と言って取り組みます。
理系気質なのか、実験や仕組みを試すものに強く惹かれるようです。
僕が「読んでほしい」と思って用意した絵本は、興味が続かず眠ってしまったものも正直かなりあります。

親がやらせたいものより、子どもが夢中になれるものを優先する。
それだけで、続きやすさがぐっと変わります。

雨の日の室内遊びや体を動かすおもちゃなど、子どもが自然と手を伸ばすものから広げていくのも手です。
楽しさは、続ける力そのものだと感じています。

素材・誤飲リスクなど親が安心して渡せるか

幼児は何でも口に入れます。
だから素材や部品のチェックは、案外後回しにしがちですが、渡す前に必ず見ておきたいところです。

わが家は食べ物の添加物をよく確認する家庭で、口に入るものへのこだわりが強めです。
その感覚は教材選びにもそのまま当てはまります。
渡す前に、次のような点を確認しています。

  • 誤飲しそうな小さな部品がないか
  • 口に入れても安心といえる素材か
  • 乱暴に扱っても壊れにくい耐久性があるか

以前、滑り台つきの室内ジムで、子どもが勝手にパーツを組み立ててテーブルに頭をぶつけそうになり、ヒヤッとしたことがありました。
安全そうに見える製品でも、幼児は思わぬ使い方をします。
この経験から、渡す前と遊んでいる最中の安全確認は外せないと痛感しました。
楽しさと同じくらい、安心して渡せるかを見てあげてください。

タイプ別|家庭で始めるSTEAM教材4タイプと選ぶ目安

STEAM教材って種類が多すぎて、どこから選べばいいか迷いませんか。
「何から始めるか」を決める地図として、4タイプに整理しました。

通信教材タイプ(わが家のこどもちゃれんじ体験)

通信教材タイプは、毎月届く仕組みで続けやすいのが一番の理由です。
何を与えるか迷う家庭には、迷う手間をまるごと省いてくれます。

わが家は長男が1歳半のときにこどもちゃれんじへ入会し、今もステップ・イングリッシュ・サイエンス・プログラミングを受講中です。
おかげで言葉や数(足し算・掛け算まで)に抵抗なく取り組めています。
しかも次男も長男の教材で一緒に遊べるので、1人分でかなりコスパよく使えています。

STEAM色の強い通信教材としては、他にワンダーボックスというサービスもあります。
僕自身は使ったことがないのですが、思考力やプログラミングに特化している点は気になっています。

詳しい中身はワンダーボックスとシンクシンクの違い・選び方にまとめています。
続ける仕組みが欲しい家庭には、まず通信タイプから試してみるといいと思います。

ブロック・キットタイプ(手を動かして試行錯誤する)

ブロック・キットタイプは、組み立てて壊してまた作り直す、その繰り返しが学びになります。
「どうすれば倒れないか」を子どもなりに考える姿は、小さな実験そのものです。

わが家ではブリオやブロックが大活躍で、ピークは3〜4歳ごろでした。
いつの間にかパーツが増えてくるので、DAISOのプラスチックケースに種類ごと分けて管理しています。

どの製品を選ぶかは好みが分かれますが、ブリオの買いはじめについてはBRIOをはじめて買うなら|月齢別おすすめ6選で月齢別に整理しているので、製品選びで迷ったらこちらをどうぞ。

手先を使う遊びが好きな子や、じっくり集中できる子に向いています。
まず1セットから試してみて、ハマったら少しずつ買い足せばOKです。

アプリ・ゲームタイプ(画面と上手に付き合う)

アプリ・ゲームタイプは、「画面を見せる=悪」という前提を一回外して考えてみると使いやすくなります。
内容を選んで時間を決める、それが僕のスタンスです。

正直に言うと、妻が外出しているワンオペの日は、しまじろうのアプリやYouTube Kids、ひらがな・数字の学習アプリに頼る日もあります。
ずっと罪悪感がありましたが、内容と時間さえ管理できれば立派な教材になると思い直しました。

STEAM系だと、ビジュアルプログラミング系や数・図形に親しむ知育アプリがあります。
どのアプリで必ず伸びるとは言えませんが、選択肢を知っておくだけでも違います。

思考力系の知育アプリの使い勝手は、知育アプリ・シンクシンクの口コミと活用法が参考になります。
使うときは中身を一度確認して、時間を決めておくと安心です。

お金をかけない日常タイプ(料理・工作・自然観察)

この4タイプの中で、個人的に一番おすすめしたいのがこの日常タイプです。
費用ゼロで、追加の準備もいりません。

料理では計量や温度変化を通じて算数や科学に触れられます。
工作は手先と発想力を使うし、自然観察や水遊びは「なぜ?」を肌で感じる体験になります。
どれも今日から始められます。

わが家の長男は、ブロックで家を作り、その中にポケモンを住まわせて、独自の世界観で延々と遊んでいます。
誰かに教わったわけでもないのに、自分で物語を組み立てる姿を見ていると、これが創造力だなと思います。
親が横で見ているだけでも、十分に学びの時間になります。

  • 料理: 計量・温度変化で科学と算数に触れる
  • 工作: 廃材を使って形と構造を試す
  • 自然観察・水遊び: 身近な「なぜ」を体感する

高い教材を探す前に、まずは日常の中から。
楽しく続く土台は、案外足元にあります。

STEAM教材を家庭で使うメリット

なぜ家庭でSTEAM教材に取り組むのか。
学校の準備でも先取りでもなく、親子の目線から書きます。

遊びながら思考力・問題解決力の芽が育つ

STEAM教材のいいところは、答えを教えなくていいことです。
子どもが自分で試す過程に意味があるので、横で見ているだけでもいい。

「どうすればもっと高く積める?」「なぜこれは水に浮くの?」といった問いは、幼児にとって立派な探究です。
わが家の長男も、ブロックが崩れるたびに積み方を変え、うまくいくと得意げに見せてくれます。
こどもちゃれんじのサイエンスでも、予想して試すという流れを楽しんでいます。

こうした試行錯誤が問題解決の土台になっていくと、僕は感じています。
教材を使えば必ず賢くなると断言はできません。
ただ、失敗して工夫する経験を積める点は、家庭学習の大きな魅力です。
結果より過程を一緒に面白がる姿勢が、芽を育てるコツだと思います。

親子のコミュニケーションが自然に増える

共通の遊びがあると、会話の糸口が生まれます。
忙しい毎日でも、「今日はこれで遊ぼう」の一言が自然に出てくる。

一緒に遊ぶ中で、「こんなことができるようになったんだ」と気づける瞬間があります。
僕自身、家事や仕事との両立に葛藤しながらも、教材を挟むと自然と子どもと向き合えると感じています。

父親として関わりたいのに、何をどう遊べばいいか分からない、という日もあります。
そんなとき、届いた教材や積んであるブロックが後押ししてくれます。
特別な言葉を用意しなくても、同じものを触っているだけで会話は生まれます。
関わりの量に悩む親にとって、これは見えにくいけれど大きな価値だと思っています。

「苦手意識」がつく前に理数と仲良くなれる

「早くやらせないと遅れる」という焦り、すごくわかります。
でも視点を変えると、苦手意識がつく前に理数と仲良くなれることの方がずっと大切だと感じています。

わが家の長男は、数字や足し算・掛け算に抵抗なく取り組めています。
振り返ると、幼児期に遊びの延長で数に触れていたことが土台になっている気がします。
勉強として身構える前に、楽しい記憶として理数に出会えたのは大きかった。

先取り学習が必須だと煽るつもりはありません。
「数って面白い」「試すって楽しい」という感覚を持てること、それが先です。

楽しい記憶が土台にあれば、後から学校の勉強が始まっても身構えずに入っていけます。
焦って詰め込むより、まずは苦手にさせないこと
これを目標にすると、親も肩の力が抜けます。

知っておきたいSTEAM教材のデメリットと注意点

良い面だけじゃなく、買う前に知っておきたい正直な話もします。
それぞれ「じゃあどうする」の対処とセットで書きました。

教材選び・準備に手間がかかる

率直に言うと、家庭でのSTEAMは親の手間がかかります。
教材選びから準備、子どもへの声かけまで、ある程度のサポートは避けられません。

工作や実験系は特に、材料をそろえたり片付けたりする手間がかかります。
仕事や家事で疲れてる日は、それだけで「今日はいいか」ってなるんですよね。
理想は高くても、続かなければ意味がない。

だから、手間の少ないタイプをうまく組み合わせるのがおすすめです。

  • 準備なしで始められる通信教材を軸にする
  • 材料いらずの日常の遊び(料理・かくれんぼ)を混ぜる
  • 気力がある日だけ工作系にチャレンジする

全部完璧にやろうとしなくていい
届いてすぐ始められるものと、思い立ったらできるものを使い分けるだけで、だいぶ無理なく続けられます。

おもちゃ・教材が増えて収納を圧迫する(実体験)

これはわが家の現在進行形の悩みです。
増え続けるおもちゃや絵本が部屋を圧迫して、収納はずっと課題のまま。

特に絵本は、1回読んで終わったものが多くて「もったいなかったな」と思うものもあります。
良かれと思って増やしたものが、散らかりの原因になる。
同じ悩みを持つ方は少なくないはずです。

うちではDAISOの収納ケースや圧縮袋を使いつつ、増やす前に「本当に続くか」と一度立ち止まるようにしています。
あと、所有せず「借りる」という選択肢も意外と使えます。
おもちゃのサブスクなら合わなければ返せるので、散らかるリスクが低い。

実際の使い勝手はおもちゃサブスク・トイサブの口コミとメリット・デメリットで詳しく書いています。
買う前に一度、借りる選択も検討してみてください。

高額教材=効果とは限らない

これが一番言いたいことです。
教材の価格と子どもの伸びは、正直あまり比例しません。

高い教材ほど効果がありそうに見えますが、子どもが夢中にならなければ意味がない。
うちでも、期待して用意したのに全然食いつかず、そのまま眠ってしまった教材がいくつかあります。
値段じゃなくて、子どもがハマるかどうかがすべてでした。

だから、まずは安価なものや日常の遊びから試してみてほしいんです。
子どもが夢中になって続きそうだと分かってから、初めて投資を増やしていく。
この順番なら、散財するリスクをかなり減らせます。

焦って高額教材に飛びつく前に、一度立ち止まる。
「うちの子、これ続けそうかな」と問いかけるだけで、後悔はけっこう防げると思っています。

STEAM教育の教材でよくある質問

最後に、検索でよく見かける細かな疑問に短くお答えします。
気になる項目だけ拾い読みしてください。

STEAM教材は何歳から始められる?

国がSTEAMの対象年齢を明確に定めているわけではないので、「何歳から」と言い切れないのが正直なところです。
でも僕の感覚では、言葉が出る前から日常の遊びで触れられます。

積み木を握る、水に触れる、そういう行動もすでに小さな探究です。
うちの長男は1歳半で通信教材を始めましたが、これはあくまで一例で、早ければ良いというわけでもないです。
年齢別の始め方をもう少し詳しく知りたい方は、STEAM教育はいつから始める?年齢別の始め方もあわせてどうぞ。

STEAMの勉強になるゲーム・アプリはある?

あります。
ビジュアルプログラミング系のアプリや、数・図形に親しむ知育アプリなどが代表的です。
画面上でキャラクターを動かしたり、パズルを解いたりしながら、論理的に考える感覚を身につけられます。

ただし、特定の製品で必ず効果が出るとは言えません。
使うときは、親が内容を確認して時間を区切るのが基本です。
デジタル教材の具体的なイメージは、この記事の「アプリ・ゲームタイプ」の章も参考にしてみてください。
上手に付き合えば、かなり使える道具になります。

STEAM教育とプログラミング教育は何が違う?

プログラミング教育は、STEAMのTechnology・Engineeringの一部です。
STEAMはそれに加え、芸術(Art)や文化・生活まで含む、もっと広い概念です。

文科省の定義でも、STEAMは教科の枠を超えた横断的な学びと位置づけられています。
「プログラミング教室に通わせる=STEAM」ではないんです。
料理や工作、自然観察も立派なSTEAMです。
これを知ると、「うちはプログラミングをやっていないから遅れている」と焦らずに済みます。

まとめ:わが家のSTEAM教材選びは「楽しく続く」が正解

STEAM教材は、通信・ブロックキット・アプリ・日常の遊びと、思ったより種類が多いです。
どれを選ぶかより、「年齢に合ってるか」「楽しく続くか」「安心して渡せるか」の3点を先に確認した方がいいです。

高い教材より「子どもが楽しく続けられるもの」の方が正解でした。
焦って高額教材に走っても、使わなくなったら意味がない。
まずは費用ゼロの日常の遊びや続けやすい通信教材から始めて、夢中になってきたら少しずつ広げる。
それだけで、散財も挫折もかなり防げます。

僕自身、眠った教材で何度か失敗しているので、この順番の大事さは身に染みています。
子どもが本当に好きなものを軸にしてからは、無理なく続けられるようになりました。

今日からでも、キッチンやブロックでの遊びを「学びの入口」として見てみてください。
おもちゃ選びや室内遊びの記事も、次のヒントになると思います。

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この記事を書いた人

男児2人のパパ。在宅で仕事をしており子育てにも積極的に参加しながら、日々小さな怪獣と格闘中。趣味はWebでの情報発信やサイトを作ること、そして子どもと楽しめる場所を開拓すること。

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